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私の趣味の映画と、そして日々感じた事、号泣ものの話題です!


by koohan_zanbararok
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ケン・ローチ監督があの主人公を責めない理由がわかる


つい、最近のニュースだった。イギリスでこれから選挙がある。その為、現首相のB氏が驚きの大失態を起こしてしまったそうだ。私も耳を疑う言葉だった。ある、分別ある中年女性と首相が街角で会話を交わした。選挙に向けて解決して欲しい事を首相に穏やかに伝え、応援するとの、よくある風景だ。その女性が伝えた切実な事、それは「雇用対策&移民問題」だった。決して移民の方を責める内容では無い。その願いに首相は笑顔で「解決を約束します。応援をよろしく。」と答えた。が!!なんて事だ!!車に乗り込むその時、TV用マイクにえ~っの独り言が入ってしまった。「あの女と話さなきゃよかった!」・・・・・
今、イギリスの抱える大きな問題そのものを女性は訴えただけだ。ケン・ローチ監督の「この自由な世界で」を皆さんは観た事があるでしょうか。まさに、移民と雇用不安を描いた社会派作品だ。この映画の中で主演女優は違法に移民を陰で受け入れ不当な雇用をさせる商売をしている女性を演じている。しかし、監督はこの女性の人間像を一切、責めていない。それどころか、同情を観客が買う設定にしている。これで監督の心の広さがはっきりした。全て、見通しての作風に仕上げていた。この国はどうなるのか・・それを案ずる前に「あなたの国はどうなのでしょうか?」そんな、監督のやさしくも、冷ややかなメッセージが日本に届いている気がする。
by koohan_zanbararok | 2010-05-06 00:03 | 映画